レバレッジと証拠金Leverage & Margin
レバレッジは TradFi 契約取引で最も強力であり、最も危険な特性でもあります。本ページでは Mullet の当初証拠金・維持証拠金・清算の仕組みを解説し、レバレッジ別の損益と清算価格の計算を具体例で示します。
レバレッジは TradFi 契約取引で最も強力であり、最も危険な特性でもあります。本ページでは Mullet の当初証拠金・維持証拠金・清算の仕組みを解説し、レバレッジ別の損益と清算価格の計算を具体例で示します。
レバレッジの本質
レバレッジ = 実際のポジション価値 ÷ 自己資金(証拠金)。10× のレバレッジとは、100 米ドルで 1,000 米ドルのポジションを建てるということです。この倍率は損益にも同じように効きます。対象が 5% 上昇すればリターンは 50%、逆に 5% 下落すれば 50% の損失です。
資産クラス別の最大レバレッジ
| 資産クラス | 最大レバレッジ | 主な銘柄 | 備考 |
|---|---|---|---|
| メジャー通貨 | 100× | EUR/USD, GBP/USD, USD/JPY | 最も流動性の高い 7 通貨ペア |
| マイナー通貨 | 80× | EUR/GBP, AUD/JPY などのクロス | — |
| 主要暗号資産 | 20× | BTC, ETH, SOL, BNB | ボラティリティが高いためレバレッジを制限 |
| その他暗号資産 | 15× | 時価総額上位 100 のアルトコイン | — |
| コモディティ | 50× | XAU/USD, XAG/USD | エネルギーは最大 30×、EIA 統計の前に自動的に引き下げ |
| 指数 | 20× | SPX500, NAS100, DJI30 | — |
| 新興国通貨 | 50× | USD/MXN, USD/TRY など | — |
3 種類の証拠金
当初証拠金(Initial Margin)
建玉時に拘束される担保で、想定元本 ÷ レバレッジ に等しくなります。たとえば 10× で 1,000 USDC の SOL/USD ポジションを建てるには、100 USDC の当初証拠金が必要です。
維持証拠金(Maintenance Margin)
ポジションを維持するために必要な最低水準で、通常は当初証拠金の 50% です。口座の有効証拠金がこれを下回ると、ポジションは清算プロセスに入ります。
有効証拠金(Available Margin)
口座残高から使用中の証拠金を差し引いた額です。新規建玉に使えるほか、既存ポジションの評価損を吸収します。
清算価格の計算
清算価格とは、ポジションが自動的に決済される価格です。計算式は次のとおりです。
具体例 · レバレッジ別の清算価格
SOL/USD = 180 USDC で買い、維持証拠金率 = 0.5% とした場合:
| レバレッジ | 清算価格 | 清算までに耐えられる下落幅 | リスク度 |
|---|---|---|---|
| 2× | 91.80 | −49% | 低 |
| 5× | 145.80 | −19% | 低 |
| 10× | 162.90 | −9.5% | 中 |
| 20× | 171.90 | −4.5% | 高 |
| 50× | 177.30 | −1.5% | 極めて高 |
| 100× | 178.62 | −0.77% | 極めて高 |
注目すべき点: 100× では、わずか 0.77% の逆行で証拠金がゼロになります。この程度の変動は 30 秒で起こり得ます。月次ボラティリティが 60% を超える BTC / ETH のような資産で、50× を超えるレバレッジはほぼ自殺行為です。
部分清算と全額清算
Mullet は大口ポジションを一度に強制決済して市場に衝撃を与えないよう、段階的な部分清算を採用しています。
- 有効証拠金が維持証拠金の 110% を下回ると警告を通知
- 有効証拠金が維持証拠金の 100% を下回ると清算エンジンが介入し、1 回につき建玉全体の最大 30% を決済
- 証拠金維持率が維持証拠金を上回るまで、部分清算を繰り返し実行
- 証拠金維持率が悪化し続けて 0% に達した場合は全額清算
部分清算の執行価格は集約レートを基準とし、乖離は 1% を超えません。当社は清算額の 0.1% を清算手数料として受け取ります。
ネガティブバランス・プロテクション: お客様の損失は口座内の資産を上限とします。極端な相場で有効証拠金がマイナスになった場合でも、Mullet は超過分をお客様に請求しません。
証拠金管理のアドバイス
- 単一銘柄にフルポジションを張らない — 方向が正しくても振り落とされることがあります
- 有効証拠金を 30% 以上残す — 評価損のバッファとして
- 初心者は 5× まで。3 か月以上安定して利益が出てから引き上げを検討しましょう
- クロスマージン vs 分離マージン: クロスは一括管理できる反面リスクを共有し、分離はリスクを切り離せる反面資金効率が下がります
覚えておいてください: レバレッジは利益の増幅器ではなく 時間の圧縮器 です。損益のサイクル全体を、より短い時間で経験させるだけです。長期的な生存率は、方向の予測よりも資金管理で決まります。